グラベルロード2年生、行ったところと買ったもの
はじめに
この記事はロードバイク Advent Calendar 2021、23日目の記事です。
はじめてのロードバイクとしてグラベルロードのJARIを買って早2年、ローディー2年生がサイクリングロードを卒業して向かった先と買ったものを振り返ります。
行ったところ
初心者向けのサイクリングコース
友人に連れられ初心者向け(???)のサイクリングコースへ。
初心者向けとは名ばかりのひたすらアップダウンが続くトレーニングコースでした。もう二度と行きたくないけど、途中寄ったパンパティのパンは美味しかったのでそこだけはまた行きたいですが…。
渋峠
雪壁を見に渋峠へ。YouTubeで見た開通日の高さから更に低くなっていたものの、雪壁は健在でした。
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行きは新幹線と吾妻線を乗り継いで長野原草津口まで行き、そこからバスで草津温泉まで行きヒルクライムスタート、 帰りは湯田中まで下り、長野電鉄特急ゆけむりで長野駅まで出て、そこから新幹線で帰ってきました。日帰りで渋峠に行く一般的なルートを選択しました。
榎本牧場
荒川サイクリングロードを北上し、えのぼくへ。
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ジェラートうまし。
走り慣れたサイクリングロードですが、岩淵水門を超えて数時間走るのには流石に飽きてしまいました。
富士スカイライン
渋峠でヒルクライムの楽しみに目覚めた気がして富士スカイラインへ。
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この日の富士山は麓の酷暑で体力と水分を奪われ、登ればみるみるガスって景色が良くならないというただただ辛い1日で、写真映え的にも樹海台駐車場で引き返しても良かった気が今でもしています。ヒルクライムに目覚めたのは気のせいでした。
畳平・飛騨高山・白川郷
満月が近く、雨予報だったこともあってか白雲荘に空室があったので予約。どうせ岐阜方面に行くならということで、松本発、エコーラインを登り畳平で一泊し、翌朝日の出を見た後スカイラインを飛騨高山まで下り、「君の名は。」の聖地を廻った後、峠を越えて白川郷まで行く1泊2日の旅程を組みました。
畳平
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松本から新島々まで電車を乗り継ぎ、その後はバスで乗鞍エコーラインまで向かいました。 気力体力が十分であれば観光センターで降車してヒルクライムをスタートするところですが、荷物の多さを鑑みて終点の休暇村乗鞍高原までバスに乗りました。
位ヶ原山荘前で予報通り雨が降り始め、30分程様子見しても止まなかったため、レインウェアを上下着込んで再スタート。 丁度畳平の入り口の県境の看板辺りで雨がやみ、山を越えて天気が変わる様には感動しました。ヒルクライムって良いよね。
白雲荘に荷物を置いた後、カメラ片手に夕焼けに染まる畳平を散歩し、風呂と夕食を済ませて翌朝に備えて就寝しました。
翌朝は雲海にも恵まれ、大当たりの日でした。
飛騨高山
畳平から乗鞍スカイラインを下り飛騨高山へ。夏らしい天気の中、聖地をもくもくと巡礼しました。
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青い空と白い雲を満喫できました。長く日にあたっていたせいか、UVカットのインナーを着ていたにも関わらず背中がヒリヒリし、上に着ていたユニクロの化繊のTシャツが退色してしまいました。
白川郷
飛騨高山から天生峠を越えて白川郷へ向かいました。予報通り峠の途中で夕立にあい、豪雨の中峠を下りました。 帰りのバスの時間ギリギリに着いたために白川郷内はろくに観光できず、バスで帰路につきました。
渋峠・毛無峠
寒くなる前にどこかに走りに行きたいと思い再び渋峠へ。
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タイヤ変更による前後計250gの軽量化の効果を期待したものの、登ってみれば前回とタイムは同じ。 「軽量化は、楽にはなるが速くはならない」と言われていたのを実証する結果となりました。
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今回のお目当ては渋峠ではなくこちら。みんな大好きグンマーと言えばやはりここ。いつかは行ってみたいと思っていた聖地がなんと渋峠の近くということで、渋峠ホテルから折り返して行ってみました。 正直道中は全く面白くないですが、聖地に着けば感動もひとしおで、「ボスを倒すと霧が晴れて先に進める場所だ…」などと秘境感を楽しみました。
買ったもの
ウェア
冬用ウェア
- モンベル EXライト ウインドバイカー Men's
- シマノ Windstopper® インサレーテッド グローブ
- モンベル リフレクティブ サイクルバンド ワイド
夜に近所を走るために、ウィンドブレーカーとグローブ、裾上げの反射ベルトを購入しました。
モンベルで自分の体形に合うのはMサイズですが、普段着のユニクロのフリースの上に羽織るのを考慮してウィンドブレーカーは大きいLサイズを選びました。逆に、厚着しないと腕回りがバタつきます。 厚着しない時用のためにMサイズも買うか迷うぐらい良い物ですが、レインウェアを買ったので保留中です。
レインウェア
5月に渋峠の下りの防寒用にジャケットを購入し、7月に雨予報の畳平に行くためにパンツも購入しました。結果は上述の通り雨に降られ、その役目を果たしました。 モンベルのラインナップの中では軽くて小さく価格も丁度良いポジショニングです。日の出を見る時の防寒着にもなったのでお世話になりました。
夏用ウェア
日焼けで体力を消耗したくないので、夏用のグローブ、アームカバー、レッグカバーを購入しました。
アームカバーとレッグカバーは安かったので釣り用のものにしましたが、特に不自由なく使えています。真夏に丸一日走る時は日焼け止めを使用しますが、1、2時間程度であれば不要になりました。
サイコン
今まではスマホでStravaを使っていましたが、一式揃えました。
XOSSのケイデンス/スピードセンサー
5月、ケイデンスを測ってみたくなり、XOSSのセンサーが安かったので購入しました。が、使用半年で時々回転数が倍になる現象が発現し悩まされています。Garmin製のセンサーは単体で買うと高いですが、サイコン本体とセットで買えばXOSSとそれほど価格差がないので、純正の方が良かったと思うことしきり。
Garmin Edge 130 Plus
続いて6月にGarmin Edge 130 Plusを購入。地図不要で簡易ナビが使えるという必要最低限の機能がコンパクトに収まっていて非常に良いです。 難点を挙げるとすれば、丸1日のライドではバッテリー容量が心配になる点。もう少し大きくなっても良いのでバッテリー容量を増やしてくれると嬉しいのですが、上位のEdge 530を買ってくれということだと思います。
Garmin Venu 2S
同じく6月に心拍を記録するためにVenu 2Sを購入しました。最低限のサイコンの機能もあるので、近所を走るだけならVenu 2Sのみで使っています。
バッグ
FAIRWEATHER frame bag x-pac
主にカメラやレインウェアを格納するために購入しました。カメラ+レインウェア(上下)、カメラ+レンズ+レインウェア(上)などのの組み合わせで格納でき、期待通りの働きをしてくれています。
生地は防水ですが縫い目にシームテープが貼られていないので浸水します。小雨程度なら問題ないですが、念のためカメラ用に大きめのジップロックを携帯しています。
FAIRWEATHER stem bag x-pac
以下の記事を見てモンベルのランバーパックボトルケージをステムバッグに使っていましたが、フレームバッグに合わせてをFAIRWEATHERのものを購入しました。モンベルのものよりも一回り大きく、固定もしっかりしているのでたくさん入ります。
過去、外周にメッシュポケットがついているタイプがあったらしいのですが、今はどこにも売られていないのでそこだけが残念です。 その点では、APIDURAのバックカントリー・フードポーチプラスの方が良いのですが、ブランドを揃えたいので我慢です。スタイル重視です。
TOPEAK エアロ ウェッジ パック Lサイズ
サドルバッグはORTLIEBのサドルバッグ2(4.1L)を使っていましたが、開け閉めが面倒、おにぎりリフレクタを装着できない、輪行の際に外さないと輪行袋に入らないなどあり、追加しました。 今までサドルバッグに入れていたカメラがフレームバッグに移ったために容量減は許容範囲で、普段使いはこちらに移行しつつあります。
Bow Tie Strap Anchors
畳平・飛騨高山・白川郷旅行に備えて少しでも軽量化しようと購入しました。21gで1.35kgまでマウントできるミニマムなマウンタです。付けっぱなしでも目立たず、Helinoxチェアとは相性抜群です。他には折り畳みテーブルや、輪行袋、衣類を入れたドライバッグなどをマウントしていました。
とてもミニマムで良いのですが少し微妙だと思っている点は、スキーストラップを使うとそれなりに重くなり、更に脱落のリスクを下げるためにデイジーチェーン付きの袋を選ぶと更に重量が増え、軽量なメリットを損ねる点です。また、マウンタと袋の擦れも気になります。 多少の重量増が許せるのであれば、TOPEAKのヴァーサケージ が汎用性が高く、取り外しも楽なのでオススメです。今はマウントするものに合わせて使い分けています。
ボトル
去年から使っているポディウム チルの飲み口に砂が付着しているのが気になったのでキャップを購入しました。嵌め辛かったり外れやすかったりすることなく期待通りの働きをする良い物でしたが、後述のFLYボトル購入により容量と保冷力で中途半端な立ち位置になったポディウム チルが2軍落ちしつつあります。ちなみに、単体で買うよりもセットになっているポディウム ダートシリーズを買った方が圧倒的にお買い得ではあります。
フレームバッグを装着していても使える最大の容量を目指し、ELITEのFLYボトルのキャップ付きボトル、FLY MTBを購入しました。今年の夏はFLYボトルに水、サーモス真空断熱マグにたっぷりの氷水を入れる2本差しで乗り切りました。
ボトルケージ
上記の記事の後、SC-100も購入しました。シートチューブにSC-100、ダウンチューブ上下にZEFAL PULSE Z2を装着しています。
リフレクタ&リアライト
- R250 アールニーゴーマル おにぎりリフレクターDX テールライトポケット付
- ウェアラブルミニ
飛騨高山「君の名は。」聖地巡りのルート上にトンネルがあったため、定番の組み合わせを追加しました。迂回路を発見したために結局トンネルは通りませんでしたが、今も常設していて夜走る時はライトをオンにして使っています。
パーツ交換
ブレーキローターとパッド交換
5月、パーツ交換はブレーキ周りから始まりました。
- ディスクローター交換: SM-RT86
- ブレーキパッド: BS01
GravelKing 32C
6月、タイヤをGravelKing 32Cへ交換しました。今もこのタイヤを履いています。
スルーアクスル
死蔵していたKNCNのディレーラーガードキットの装着と、レバー付きスルーアクスルで輪行時の手間を削減するために、スルーアクスルを交換しました。
- フロント: DT SwissのPlug In RWS Road - Lever & RodからHWQASM00S1460S
- リア: DAVOSのキャリア用リアスルーアクスル
付属していたプレートは、どこかに引っ掛けそうなのと、なくてもディレイラーが地面に当たらなかったので不要と判断し装着していません。
GROWTAC EQUAL 機械式ディスクブレーキキャリパーセット
10月、天生峠の下りで夕立にあった苦しい経験から、もっと強い(制動)力を求めて評判の良いEQUALを導入しました。
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製品のアピールにある通りケーブルのルーティングが改善されているため引きが軽く、加えてブレーキ本体の剛性が高いためか、引いた分だけブラケットポジションでも十分に利きます。来シーズンの峠が楽しみです。
Mavic Ksyrium SL Disc
11月、ブラックフライデーセールで安くなってるのを発見し購入しました。 もともとFulcrum Racing3 DB、Mavic Ksyrium S、Mavic Allroad SLなども見ていましたが、最後は見た目と勢いで決めました。
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ローターはセンターロックに変更となるため、値段と重量を優先してRT-MT800を購入しました。RT-MT900の方が黒くてカッコ良かったのですが、黒い塗料の分10g重く、値段も高く、謡っている冷却性能も不要と判断しました。
開封して早速量った重量は以下の通りサバ読みで、下位グレードのKsyrium S(公称値 1660g)に迫る重量でした。Twitterで逆サバの報告を見かけたりもしていたので、定価で買っていたら結構ショックだったと思います。
公称 | 実測 | |
---|---|---|
前 | 723g | 752g |
後 | 852g | 896g |
合計 | 1575g | 1648g |
実測値は残念でしたが元のWTB ST i23からは前後合わせて約600g軽量化している違いは大きかったようで、交換して初めて走ったときはフラフラしました。しばらくして慣れてきてからはStravaの自己記録を次々と更新していったので、速くもなっているはずです。来シーズン、渋峠に行ってその効果を発揮できるか楽しみです。
今はチューブドで4barで運用しています。手持ちのチューブのバルブ長が短かったため、かなりギリギリな見た目になっています。手持ちの携帯ポンプは辛うじて使えましたが、フロアポンプはそのままでは使えなかったので仏米変換アダプタを噛ませて空気を入れています。
次のタイヤ交換のタイミングでチューブレスに変更する予定ですが、このままでも良い気もしています。
BBQ用品
ところで当初の目的BBQですが、11月になってようやくBBQ場が再開したので行ってきました。
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昨年から主なアップデートは以下のとおり。
snowline アウトドア キューブバックパッカーズテーブル
カーボン製の骨組みでケース込みで実測616gと非常に軽いテーブルです。ケースはデイジーチェーン付きなのでそのまま自転車にパッキングできます。
キャプテンスタッグ トレッカー レクタタープ
ソロに丁度良いサイズとパッキングに許容できる重量で、そこそこの日除けの効果を求めて辿り着いたタープです。サイズと重量は期待通りだったものの、日除けの効果は真夏に出動できなかったために残念ながら未検証です。
他、タープに付随するものは以下を使っています。
- MSR ステイクハンマー: 軽くて叩けるナイスなハンマー
- FIELDOOR アルミテントポール 2セット入り (6本連結/180cm) :180cmをチョイス
- ジュラパワーペグ200 : チタン製と迷って今回はこちら
まとめ
振り返ってみると、自分はカメラ片手に景色を楽しむ旅をするスタイルが好みだったようです。パーツのアップグレードは順調で、より深みに嵌っています。 来年は、磐梯吾妻スカイラインやしまなみ海道、今年より良い条件を求めて開通日の渋峠、新月の畳平などを目標に考えています。
以上、グラベルロード2年生、行ったところと買ったものでした。1つのスタイルとして参考になれば幸いです。