JARIのタイヤを交換した

JARIのタイヤをGravelKing SK 38CからGravelKing 32Cに交換した記録。

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2021年6月、榎本牧場にて

タイヤ選び

1年間で約2000km走ったGravelKing SK 38Cだが、案の定ブロックタイヤが必要となるようなオフロードを走る機会はなかった。 タイヤでどれだけ走りが変わるかを試したかったので、それなりに評判の良いGravelKingの中から、ホイールに記載されている対応タイヤ幅30mm-64mmに合う中で最軽量のGravelKing 32Cを選択した。 チューブも同じくパナレーサーのR’AIRから32Cに対応したTW731-35F-RAを選択した。

交換作業

今回の交換作業では以下の動画が一番参考になった。 www.youtube.com ビードをリムから剥がすときに側面から「真っ直ぐ」押すのが一番の重要なポイントだと思う。 冷静に考えてみればリムの内側の方が外側より半径は小さいのだから、真っ直ぐ押し込むだけでビードが「落ちる」のは当然の話ではあるのだけれど、この動画に辿り着くまでタイヤを外せず、結構な体力を消耗した。

交換の効果

重量

実測値で534gから407g、前輪後輪合わせて約250gの軽量化した。内訳は以下の通り。

型番 実測値[g] 公称値[g]
GravelKing SK 38C F738-GKSK-D 408 430
Kenda 700x35-43c ? 126 ?
GravelKing 32C F732-GKS-B 288 290
R'AIR W/O 700×31~35C TW731-35F-RA 119 112

※JARI完成車のチューブはKenda 700x35-43cと印字されたものが使われていた。

前輪はトータルで1.6kg、後輪は2.3kgあるので、250gの軽量化は6.4%減ということになる。この数字がどれだけ走りに影響があるかはさておき、前後合わせて約1万円で250gの軽量化は「1万円/100g」と言われるらしい自転車界的には大成功ではある。 ちなみに、ホイール単体はおそらく同じものが以下で実測されていて、1,055.5g/1,310gとのこと。 arakawagravel.blog.fc2.com

走り

ペダルが軽くなり、加速も心地よく、オンロードでの走りは良くなったと感じることができた。Stravaの結果を見ても巡航速度が速くなっているようだ。

悪くなった点としては乗り心地で、想定してた以上に乗り心地は悪くなった。GravelKing SK 38Cの推奨内圧は最大525KPa、GravelKing 32Cは650KPaであるため、それに合わせて空気圧を上げた影響が大きいと思われる。

さいごに

今回の目的通り、タイヤの違いによる走りの違いを実感できた。圧倒的にオンロードを走る割合が高いのでGravelKingをこのまま履き続け、履き潰した次もスリックタイヤを選択するだろう。空気圧という観点で見るとGravelKing 35Cが最大500KPaでまた違った乗り心地が期待できるので、次の候補に考えている。 一方で、本格的なグラベルを踏まずにGravelKing SKを退役させるのは勿体ない気持ちがあるので、機会があればあらためて交換して走りに行きたい。

ところで交換後しばらくたっても部屋がまだタイヤ臭い。 今回パナレーサー 楽天市場店で購入したけど、これはメーカー直販、すなわち工場直送できたてほやほやの香りってこと…?